血圧 下が高い 更年期

血圧の下が高い!更年期特有の原因とは?

更年期は閉経が起こる前後10年の時期をいいます。
だいたい45歳〜55歳あたりが更年期なわけです。

 

更年期 女性

 

更年期になると
  • イライラする機会が増える
  • 突然大量の汗をかく
  • 太りやすくなる

 

などの症状がでることがあります。

 

他にも更年期になると血圧が高くなることがあります。
この記事では特に更年期に血圧でも下が高くなる原因について解説します。

 

更年期に血圧が異常に!下が高い原因は何?

 

まず血圧には

  • 収縮期血圧(上の血圧)
  • 拡張期血圧(下の血圧)

 

の2つあります。

 

収縮期血圧(上の血圧)は心臓の頑張りが影響します。
拡張期血圧(下の血圧)は体の末端の血管の状態が影響します。

 

下の血圧に関係する体の末端の血管とは
たとえば足先の血管や手の指先の血管など心臓から遠くに存在する血管のことです。

 

更年期 下が高い

 

下の血圧が高いということは手足の血管の血液の流れが悪いから、
何とかして血液を流そうと頑張っている状態です。

 

つまり、下の血圧が高いということは
手足などの末端の血管での血液の流れが悪いことを指しています。

 

ではなぜ更年期に下の血圧が高くなることがあるのでしょう?

 

更年期になると女性ホルモンの分泌が悪くなります。
女性ホルモンは血管を守る役目があります。

 

だから更年期になり女性ホルモンの分泌が悪くなると
その分血管が弱くもろくなるわけです。

 

血管がもろくなる状態を「血管の弾力性がなくなる」と表現します。

 

血管の弾力性は血圧に関係します。

 

血管の弾力性があれば血液量が急に減ったり増えたりしても
血管の弾力で血液をスムーズに流すことが出来ます。

 

だから血圧が異常に高くなったり低くなったりしません。

 

でも血管がもろい、つまり血管の弾力性がないと
急激な血液量の変化に対応できず血圧を上げて勢いづけるしか手が無くなるのです。

 

その結果、血圧は上がります。

 

最後にまとめますと

 

更年期

 

↓ ↓ ↓

 

女性ホルモンの量が減る

 

↓ ↓ ↓

 

手足などの末端の血管がもろくなる
(血管の弾力性が落ちる)

 

↓ ↓ ↓

 

血液量の変化に耐えられず血圧を上げることで対応する

 

↓ ↓ ↓

 

末端の血管は下の血圧に関係している

 

↓ ↓ ↓

 

血圧でも下が高い状態になる

 

 

というメカニズムです。

 

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