血圧の低い高齢者に見られる特徴とは？
仕事一筋で頑張ってきた方でも定年退職後は生きがいをなくしてしまい
寝たきりになってしまう方がいます。
そして血圧の低い高齢者の方の特徴としては
寝たきりの方が多いということです。
このことを起立性低血圧といいます。
血圧の低い高齢者の多くは起立性低血圧です。
どんなときに起立性低血圧が起こるか？というと
寝たきりの高齢者の方が
食事やトイレのために布団から起き上がるときに起こります。
布団から起き上がろうとしたとたん、
顔が真っ青になり布団に倒れ込んでしまうような症状が
起立性低血圧の特徴です。
もし寝たきりでなく、立ち上がって日常生活を送っているなら
重力の影響で、足やお腹に血液がたまりやすくなっています。
足やお腹にたまった血液を心臓に戻そうと血圧を上げるなどして
体は勝手にコントロールしているのです。
ところがずっと寝たきりの状態というのは
頭と足が真横、つまり水平の状態です。
心臓に血液を戻すのも血圧を上げる必要がありません。
となると心臓も頑張らなくてよいので、心臓の機能もどんどん弱っていきます。
ずっと寝たきりで心臓の機能の弱っている高齢者の方が
急に起き上がろうとすることで、心臓に戻る血液の量が急激に減ります。
その結果、心臓に存在する血液の量が一時的に減ってしまいます。
心臓に存在する血液の量が少ないので、
血液を全身に送る必要が少ないので血圧が急激に下がってしまうわけです。
その結果、血圧が急激に低い状態になり布団に倒れ込んでしまうのです。
このことを起立性低血圧といいます。
あともう一つ高齢者の方が血圧が低くなることがあります。
それは血圧を下げるお薬が効きすぎたパターンです。
高血圧の方は普段は血圧を下げるお薬を飲んでいる方が
お薬を飲むタイミングが早すぎた場合に起こります。
前に飲んでいたお薬と今回飲んだお薬が重なってしまい
血圧を下げる効果が強くなってしまうわけです。
他にも高齢者になるといろんな病気をします。
ガンや甲状腺機能低下症などでも血圧が低くなります。
こんな感じで高齢者に特有の血圧が低くなる原因があるわけですね。
関連ページ
- 血圧が低い！原因は何？
- 血圧が低い場合に考えられる原因について解説しました。
- 血圧が低いとどんな症状がでるの？
- 血圧が低いとどんな症状がでるのでしょうか？わかりやすく解説しました。
- 血圧が低いのに脈拍が早いのはどうして？
- 血圧が低いのに脈拍が早いのはどうしてでしょうか？わかりやすく解説しました。
- 血圧が低いのは心臓が関係しているの？
- 血圧が低いのは心臓が関係しているのでしょうか？わかりやすく解説しました。
- 血圧はどれくらい低いと危険？
- 血圧はどれくらい低いと危険な状態になるのでしょうか？わかりやすく解説しました。
- 血圧が低い状態になる理由とは？
- 血圧が低い状態になる理由についてわかりやすく解説しました。
- どれくらいの数値が血圧が低いっていうの？
- どれくらいの数値が血圧が低いっていうのでしょうか？わかりやすく解説しました。
- 血圧の上が70と低いのは大丈夫？
- 血圧の上が70と低いのは大丈夫でしょうか？わかりやすく解説しました。
- 妊娠の血圧が低い状態になる原因は？
- 妊娠の血圧が低い状態になる原因についてわかりやすく解説しました。
- 高齢者で血圧が低い状態になる原因は？
- 高齢者で血圧が低い状態になる原因をご紹介しています。
- 血圧が低い時に考えられる3つの病気とは？
- 血圧が低い時に考えられる3つの病気についてわかりやすく解説しました。