妊娠高血圧腎症の原因とは?
妊娠高血圧腎症の原因について解説します。
妊娠高血圧症候群の原因は
- 内皮障害など抹消血管の機能障害
- 血管の攣縮
であるといわれていますがいまだ不明な点の多い疾患です。
内皮障害など抹消血管の機能障害とは
全身の血管の内側の壁が傷つけられることで
- 細い血管が壊れる⇒タンパク尿が出る
- 血液が異常に固まる⇒血小板が減る
- 血管が異常に収縮する⇒血圧が上がる
血管の攣縮とは血管が縮んで血液の流れが悪くなる状態です。
人間の胎盤はお母さんの子宮にくっついて、
細胞がその壁の中に侵入して赤ちゃんがその中で成長していきます。
その時に子宮側の血管の壁を一度こわして
より多くの血液が赤ちゃんに流れるように血管の壁のしくみを作り直します。
妊娠高血圧腎症ではこの血管の壁の修復が十分できていません。
この結果胎盤を通じてお母さんから赤ちゃんへの酸素や栄養を送り込むことが出来ません。
赤ちゃんの発育が悪くなります。
するとお母さんの身体は赤ちゃんに必要な酸素や栄養素を
もっと多く送り込まないといけないと無理をしてしまいます。
妊娠初期から中期における胎盤形成過程の異常が
重要な役割を果たしていることも指摘されています。
その結果高血圧として現れて妊娠高血圧腎症や
妊娠高血圧症候群が起こってしまいます。
これらの原因に加えて
- 肥満の人
- 高齢出産の人
は妊娠高血圧腎症の発症率が高くなります。
こちらも参考に!⇒妊娠高血圧腎症の症状は?
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