偽アルドステロン症の原因は？
偽アルドステロン症は血液中のアルドステロンの量が増えていないのに
アルドステロン症の症状が出る状態をいいます。
「アルドステロン症って何？」とよくわからない方もいるかもしれません。
アルドステロン症は副腎から分泌されるアルドステロンというホルモンが
過剰に分泌される病気です。
アルドステロンは血圧を上げる作用があるのでアルドステロン症になると高血圧になります。
アルドステロン症の原因は副腎の腫瘍です。
さらに詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
⇒アルドステロン症の原因は？
これに対して偽アルドステロン症はお薬が原因で起こります。
つまりお薬の副作用によって偽アルドステロン症が起こるわけです。
「どんなお薬が原因で偽アルドステロン症が起こるの？」
と疑問に感じている方も多いでしょう。
- 甘草
- グリチルリチン
- プレドニゾロン
という成分が入っているお薬です。
甘草は風邪薬に多く含まれています。
1回や2回甘草が入っている風邪薬を飲んだくらいで
偽アルドステロン症が起こることはありません。
長期間甘草入りのお薬を飲み続けると偽アルドステロン症が起こることがあります。
甘草の主成分であるグリチルリチン酸が副腎に悪さをするのです。
その結果、副腎ががんばり過ぎてしまいアルドステロン症と同じような症状が起こります。
とにかく甘草を含んだお薬を飲むと偽アルドステロン症を起こすことがあります。
そのことはしっかりと理解したうえでお薬を飲むようにしましょう。
もし甘草入りのお薬を飲んだ後、血圧を測定し高血圧状態になったなら
すぐに病院に行って診察を受けるようにお願いします。
こちらも参考に！⇒アルドステロン症の原因は？
アルドステロン症について詳しく解説された書籍です
⇒原発性アルドステロン症診療マニュアル改訂第2版 [ 成瀬光栄 ]
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