水銀の血圧計が病院で使われる理由とは?
こちらの動画で測っている血圧計は水銀タイプです。
今では誰でも簡単に測れる電子式の血圧計があるのに
多くの病院では水銀式の血圧計が使われています。
水銀の血圧計って操作がかなり面倒です。
上記の動画を見ていただくとよくわかると思います。
なのにどうして水銀の血圧計を病院では使用するのでしょう?
病院で水銀の血圧計を使用する理由とは?
管理医療機器の認証を受けているから
まずこちらの画像のような家庭用の血圧計は
『管理医療機器』の認証を受けていない可能性があります。
「医薬品医療機器法」(旧薬事法)の規定によって
病院で血圧計を使用するには管理医療機器の認証を受けていないと違法になります。
水銀の血圧計なら管理医療機器なので問題ありません。
でも、家庭用の電子血圧計は管理医療機器の認証を受けていない可能性があるのです。
正確で故障が少ないから
水銀血圧計は
- 電源がいらないから被災地でもどこでも使用できる
- 精密機器ではないので故障が少ない
- コロトコフ音を知っている医療従事者なら正確に測定できる
という理由から水銀血圧計が使用されています。
コロトコフ音はこちらの動画でご確認ください。
水銀の血圧計はコトロコフ音を頼りに測定します。
医療従事者なら誰でも学生時代にコトロコフ音について学んできているので
問題なく水銀の血圧計を使いこなすことが出来ます。
以上の理由から病院では水銀の血圧計を使用することが多いです。
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