高血圧対策の食事としてバナナはどう?
高血圧対策にバナナはどうでしょうか?
高血圧対策にバナナがどうか考える前に
基礎知識を理解していただきたいと思います。
高血圧は塩分の多い食事も原因の一つです。
塩分はナトリウムと塩素からできていますが特にナトリウムが血圧にとって重要です。
塩分(ナトリウム)を多く含んだ食事を摂ると腸から吸収され、血管に入ります。
血管の中にたくさんのナトリウムが入ったわけです。
血管の中には血液があるわけですが、
血液の中の液体とナトリウムの割合は一定になるように体は勝手に調節しています。
だから血液の中にナトリウムがいっぱい入ると
私たちは喉の渇きを感じ、水をたくさん飲むようになります。
塩っ辛いものを食べると喉が乾くのはそのためです。
ともあれ水をたくさん飲むと、この水も血管に入り血液と混ざります。
その結果、血液中の水分とナトリウムの割合が一定になります。
これで血管内の水分が増え、血液量も増えました。
血圧は血液量が増えたら上がります。
なぜなら血圧は全身に血液を送る力の事です。
血液量が増えたら、全身に血液を送るのにたくさんの力が必要なのは想像に難くありません。
つまり塩分の多い食事を食べると喉が渇き水分をたくさん飲むので
血液量が増え、高血圧になりやすいわけです。
ではここからバナナについて解説します。
バナナにはカリウムが多く含まれています。
具体的にはバナナ100gに対してカリウムが360mg含まれています。
1日にカリウムを400mg摂取するだけで
心筋梗塞や脳梗塞など、高血圧が関係している病気になる可能性が
大幅に減るというデータもあります。
ナトリウムとカリウムって簡単に言うと犬猿の仲だと考えてください。
カリウムを多く含むバナナなどの食事を摂取するとナトリウムは体の外に出ていくのです。
つまり、バナナを食べることでカリウムが体に入り
ナトリウムがオシッコとして体の外に出ていきます。
前述の通り、ナトリウムが血管内に多く入ると喉が渇き水をたくさん飲むため、
血液量が増え血圧が上がったわけです。
今度は逆にカリウムの多いバナナを食べることで血管内のナトリウムが体の外に逃げます。
そして血液の水分とナトリウムのバランスを一定にしようとオシッコとして水分を外に出します。
その結果、血液量が減るので血圧が下がるわけです。
したがってバナナは高血圧改善におすすめの食事だといえます。
関連ページ
- 高血圧の食事で注意すべき3つのポイントとは?
- 高血圧の食事で注意すべき3つのポイントとは何でしょうか?わかりやすく解説しました。
- コーヒーは高血圧を悪化させる?高血圧と食事の関係
- コーヒーは高血圧を悪化させるのでしょうか?高血圧と食事の関係についてわかりやすく解説しました。
- 高血圧に野菜豊富な食事がよい3つの理由とは?
- 高血圧に野菜豊富な食事がよい3つの理由についてわかりやすく解説しました。
- 高血圧の方!脳梗塞予防になる食事はこれです
- 高血圧の方に向けて脳梗塞予防になる食事をご紹介します。
- 納豆は高血圧予防の食事として大丈夫?
- 納豆は高血圧予防の食事として大丈夫なのでしょうか?わかりやすく解説しました。