妊娠高血圧腎症の症状は?
妊娠高血圧腎症の症状について解説します。
妊娠が分かると定期的に受診し、
妊婦さんの健康管理と胎児の発育状況を調べてもらいます。
妊娠する前には全く無かった症状が妊娠中期になると出てくることがあります。
- 高血圧
- 蛋白尿
- 浮腫(むくみや1週間で500g以上の体重増加)
の症状のうち1つか2つある場合を「妊娠中毒症」と呼ばれていました。
この中で特に高血圧が妊婦さんや
胎児への障害に大きく関係していることが分かってきました。
血圧が正常であれば浮腫や蛋白尿が認められても
急激な異常が起こることは少ない事も分ってきました。
.
1998年より日産婦学会委員会で検討を重ね
「妊娠中毒症」を「妊娠高血圧症候群」と名称が変更されました。
- 妊娠20週以降分娩後12週までに高血圧が見られる場合
- 高血圧に蛋白尿を伴う場合
のいずれかです。
例えば妊娠中に交通事故や突然の出来事による高血圧。
血圧を上げる腫瘍などが見つかる場合など単なる妊娠の
偶発合併症によるものではないものです。
高血圧に蛋白尿をともなうものを妊娠高血圧腎症、
高血圧のみのものを妊娠高血圧症と呼びます。
浮腫に関しては診断基準からはずれました。
自覚症状はほとんどなく、
健診での血圧測定や尿検査で指摘されることがほとんどです
高血圧が無く蛋白尿だけ異常があれば「妊娠蛋白尿」と診断されます。
また高血圧が無く浮腫の異常がある場合は「妊娠浮腫」と診断されます。
また妊娠20週までに高血圧や蛋白尿が認められた場合は、
もともと高血圧や腎疾患を持っていたことが疑われます。
は妊娠高血圧腎症の発症率が高くなります。
こちらも参考に!⇒妊娠高血圧腎症はどんな後遺症が残ることがあるの?
「妊娠高血圧腎症の症状は?」を読んだ人はこんな記事も読んでいます
関連ページ
- 妊娠高血圧腎症の原因とは?
- 妊娠高血圧腎症の原因について解説します。
- 妊娠高血圧腎症はどんな後遺症が残ることがあるの?
- 妊娠高血圧腎症はどんな後遺症が残ることがあるのでしょうか?わかりやすく解説しました。
- 妊娠高血圧腎症と産後の関係
- 妊娠高血圧腎症と産後の関係についてわかりやすく解説しました。