下の血圧が130は異常?
「下の血圧が130あった。大丈夫なのかな?」
と心配になってこの記事をご覧になっているのでしょう。
まずそもそも下の血圧は90oHg未満が正常です。
逆に下の血圧は90oHg以上あるなら高血圧です。
ところで血圧には上と下があります。
上の血圧のことを収縮期血圧、下の血圧のことを拡張期血圧といいます。
下の血圧(拡張期血圧)は拡張という文字通り
心臓が拡張しているときの血圧です。
心臓は全身に血液を送るのですが収縮したときにドバっと勢いよく血液を送り
拡張した時に血液が戻ってきます。
拡張しているというのはある意味心臓が力を抜いて緩んでいる状態。
だから下の血圧(拡張期血圧)の方が血圧は低くなるわけです。
もし下の血圧が130oHgもあるとすると
相当体に負担がかかっていることになります。
「異常か異常じゃないか?」と言われたら下の血圧が130oHgが異常です。
下の血圧が高くなる原因は心臓そのものというより
全身を流れている血管の状態が悪い可能性が高いです。
よくいわれるのが血液がドロドロで流れにくい高脂血症です。
高脂血症は脂っこい食事ばかりしているふくよかな体の方に多いです。
病院に行って治療を受けるのはもちろんのこと
食事についても野菜を多く摂るなどして、脂っこい食事を避けるようにしましょう。
下の血圧が高い場合には高血圧の初期だと考えられています。
だから現在、上の血圧がそこまで高くなかったとしても
いずれ、上の血圧も高くなってくる可能性が高いです。
たとえば下の血圧が130oHg以上で高い場合には
脳梗塞、くも膜下出血や心臓病、高血圧性緑内障
のリスクが高くなるという研究結果もあります。
他にも腎臓が機能しなくなり腎不全になるリスクも高くなります。
下の血圧が130oHg以上もあるようなら
できるだけ早く病院に行くようにしてくださいね。
こちらも参考に!⇒高血圧と至適血圧ってどう違う?
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