高血圧に野菜豊富な食事がよい3つの理由とは?
高血圧の予防や改善に野菜がおすすめです。
そもそも高血圧の予防や改善だけでなく
1日に350g以上の野菜を含んだ食事をするように厚生労働省では推奨しています。
高血圧などの生活習慣病の予防になるからです。
この記事では高血圧に野菜がおすすめな3つの理由について解説します。
高血圧に野菜を含んだ食事をおすすめする3つの理由
野菜にはカリウムがたくさん含まれています。
ところで高血圧の原因の一つに塩分の多い食事の摂りすぎがあります。
塩っ辛いものを食べると喉が渇きます。
いっぱい水を飲むということです。
いっぱい水を飲むと胃から腸に行き吸収され血液の液体成分になります。
血圧は以下の式から成り立ちます。
血圧=心臓から出て来る血液の量×手足などの末梢の細い動脈の収縮度合い
塩分をたくさん摂取し水をいっぱい飲み
血液量が増えるということは、心臓から出て来る血液の量も増えるということです。
というわけで、塩分は高血圧の原因になります。
カリウムには体に吸収された塩分をオシッコとして外に出す作用があります。
だから野菜を多く含んだ食事はカリウムをたくさん摂取することになるので
高血圧の改善や予防に有効ということです。
糖尿病の患者さんの約5割は高血圧も患っているというデータがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒糖尿病で高血圧の方は運動した方がよいの?
糖尿病を患うと高血圧になりやすいと言われています。
ということは糖尿病の予防は高血圧の予防につながるということです。
糖尿病は血糖値を下げるインスリンという膵臓から分泌されるホルモンの量が減ったり、
あるいはインスリンの働きが落ちることで起こる病気です。
糖尿病の予防としては
食後一気に血糖値が上がらない食事をすることです。
一気に血糖値が上がると機能や量の落ちたインスリンでは対応できず
糖尿病が悪化する可能性があるからです。
野菜には食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は腸から糖を吸収するスピードを遅くする役割があるのです。
したがって食物繊維を多く含む野菜は糖尿病の予防につながるため
高血圧の予防にもつながるわけですね。
脂質異常症とは血中の中性脂肪やコレステロールが過剰な状態です。
簡単にいうと、血液がドロドロの状態です。
血液がドロドロだと流れが悪くなります。
血圧=心臓から出て来る血液の量×手足などの末梢の細い動脈の収縮度合い
でした。
末梢の細い動脈をドロドロの血液が流れるわけです。
どう考えても流れにくいです。
そんな状態は血圧が上がります。
ここで野菜の登場です。
野菜のに含まれる食物繊維はコレステロールが体に吸収されるのを抑えます。
しかも体にたまっているコレステロールを体の外に出す作用もあります。
したがって、血液がドロドロの状態が改善し
血液の流れがよくなり、高血圧の改善につながるわけです。
以上、高血圧に野菜をすすめる3つの理由でした。
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