アルドステロン症の方の食事対策は?
アルドステロン症は副腎に腫瘍ができることで起こる病気です。
具体的には副腎から過剰にアルドステロンというホルモンが分泌されます。
その結果、高血圧状態になってしまうのです。
それだけでなくアルドステロン症になると低カリウム血症になります。
低カリウム血症はオシッコとしてカリウムがどんどん出て行ってしまう状態です。
低カリウム血症になると
- 筋肉が落ちる
- こむら返りが起こりやすくなる
- オシッコの回数が増え夜ぐっすり眠れなくなる
などの症状がでてきます。
したがってアルドステロン症になると
- 高血圧
- 低カリウム血症になる
が起こるわけです。
では病院でアルドステロン症だと診断された場合
食事で気をつけることなどあるのでしょうか?
アルドステロン症の場合食事で気をつけることとは?
アルドステロン症が原因で起こる低カリウム血症も高血圧も
塩分を控えた食事が重要です。
なぜなら低カリウム血症が起こるのは塩分が体にたまりすぎるからですし
高血圧も塩分の多い食事が原因で悪化しやすくなるからです。
厚生労働省では2015年4月1日より1日の食塩摂取量は
- 男性8.0g未満
- 女性7.5g未満
となっています。
で、高血圧の患者さんの場合、
食塩摂取量は1日6g程度に抑えましょう。
梅干し1個の塩分量は約2gです。
味噌汁1杯に含まれる塩分量は1.5gです。
つまり1日に梅干し3個食べるのはダメですし
みそ汁だけでも4杯以上飲んではいけないということです。
最後にまとめますと、アルドステロン症の患者さんは
塩分に気をつけた食事をとることが重要だということです。
1日6g以下に塩分摂取量を抑えるようにしましょう。
こちらも参考に!⇒アルドステロン症の治療薬は?
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⇒原発性アルドステロン症診療マニュア 改2 診断と治療社内分泌シリーズ (単行本・ムック) / 成瀬 光栄 編集 平田 結喜緒 編集
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