至適血圧にはどんな意味があるの?
血圧のことを調べていると『至適血圧』という用語が
よく目に入ってきますね。
では、至適血圧ってどんな意味のある用語なのでしょうか?
まず至適血圧の読み方ですが、『してきけつあつ』と読みます。
それから上の血圧のことを収縮期血圧、
下の血圧の拡張期血圧といいます。
至適血圧は上の血圧が120oHg未満で、
かつ下の血圧が80oHg未満の状態をいいます。
ちなみに
- 正常血圧は上の血圧130oHg未満かつ下の血圧85oHg未満
- 正常高値血圧は上の血圧140oHg未満かつ下の血圧90oHg未満
- 高血圧は上の血圧140o以上または下の血圧90oHg以上
- 低血圧は上の血圧が100o以下、下の血圧が60oHg以下
のことをいいます。
要するに至適血圧は正常な範囲だと言われている正常血圧よりも
低い血圧であって、
しかも低血圧よりは高い状態のことを言っているわけですね。
では至適血圧にはどんな意味があるのでしょう?
というのは正常血圧という用語がある中で
あえて至適血圧という用語を作る意味ってあるのでしょうか?
至適血圧という用語が存在する意味って何?
そもそも至適血圧の『至適』とは『理想的』という意味があります。
そうです。至適血圧とは理想的な血圧ってことです。
ではどうして正常血圧があるのに至適血圧って用語があるのでしょう?
結論としては正常血圧であっても動脈硬化を起こすことがあるからです。
正常血圧は先ほども言いましたが
上の血圧130oHg未満かつ下の血圧85oHg未満のことをいいます。
これに対して至適血圧は上の血圧が120oHg未満で、
かつ下の血圧が80oHg未満の状態です。
たとえば上の血圧が129oHg(正常血圧)よりも119oHg(至適血圧)の方が
動脈硬化を起こしにくいことがわかってきたんです。
つまり血圧は低ければ低いほど動脈硬化を起こしにくくなるということです。
ただ、だからといって低血圧の状態になるほど血圧が低くなるのも問題です。
低血圧は低血圧で体の調子が悪くなってしまいますから。
⇒低血圧の症状に関する記事一覧
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞の原因です。
だから正常血圧よりも至適血圧の方が
人間の健康にとって理想的な血圧なわけです。
そんな意味から至適血圧という用語が生まれたんですね。
ですからもしあなたの血圧が正常血圧に入っているようでも
至適血圧を目指していきたいものですね。
こちらも参考に!⇒高血圧と至適血圧ってどう違う?
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