認知症は高血圧薬の副作用?
高血圧の患者さんは日本に3500万人います。
日本人の3〜4人に1人は高血圧だということです。
まさに高血圧は国民病の一つといえますね。
しかも日本人の5人に1人は高血圧のお薬を飲んでいます。
ただ、どんなお薬にも副作用があります。
たとえば抗うつ剤の副作用は激しい眠気です。
さらに命を落とすような恐ろしい副作用を引き起こすこともあります。
このことをアカシジアといいます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒命を落としかねないアカシジアが起こる原因とは?
話は戻って高血圧のお薬にも当然副作用があります。
たとえば高血圧のお薬の副作用として認知症を引き起こすことがあります。
なぜ高血圧のお薬の影響で認知症を引き起こしてしまうことがあるのでしょう?
なぜ高血圧薬の副作用で認知症を引き起こすことがあるの?
高血圧のお薬は血圧を下げるお薬です。
高血圧を根本的に治すお薬ではありません。
だから高血圧のお薬を飲み始めたら一生飲む続ける必要があります。
「じゃ、お薬をやめるとどうなるの?」と疑問に感じている方は
こちらの記事をご覧ください。
⇒高血圧の薬を途中でやめることはできないの?
話は戻って高血圧のお薬を飲むと血圧は下がります。
でも、血液の流れは悪くなります。
血圧が高い状態というのは全身に血液を流す圧力が強い状態です。
血圧が低い状態というのは全身に血液を流す圧力が弱い状態ですから。
もちろん、脳にも血液は流れています。
高血圧のお薬を飲んで血圧が下がると、脳の血流が悪くなります。
血液は全身に酸素や栄養を送る役割があります。
ということは脳の血流が悪くなると酸素や栄養が脳全体にうまく行き渡らなくなるわけです。
その結果、認知症が起こるといわれています。
つまり
高血圧のお薬を飲む
↓ ↓ ↓
血圧が下がる
↓ ↓ ↓
脳の血流量が減る
↓ ↓ ↓
脳に栄養や酸素が行き渡りにくくなる
↓ ↓ ↓
認知症発症
ということです。
したがって高血圧薬の副作用で認知症が起こる可能性はあります。
高血圧は動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因です。
だから必要であれば高血圧薬を飲んで血圧を下げたほうがよいです。
でも、必要もない程度の血圧の高さで病院が儲かるからという理由だけで
無駄に高血圧薬を飲まされたくないものですね。
そういった意味では信頼できるお医者さんを見つけて
適切な高血圧の治療を受けるようにしましょう。
少しでも怪しいと思ったら転院するのも一つです。
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