糖尿病で高血圧の方は運動した方がよいの?
高血圧の患者さんは日本全国に約4,300万人いると言われています。
糖尿病の患者さんは日本全国に約2,000万人いると言われています。
このように書くと、「糖尿病と高血圧って何か関係あるの?」
と疑問に感じてしまう方もいるでしょう。
糖尿病になると高血圧になりやすいです。
実際、糖尿病の患者さんの約5割は高血圧の患者さんでもあります。
高血圧と糖尿病の両方の病気があると
動脈硬化になりやすいと言われています。
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞の原因です。
そういった意味でも糖尿病や高血圧の症状をこれ以上悪化させないよう
努力する必要があります。
糖尿病と高血圧改善におすすめの方法は運動することです。
この記事では糖尿病と高血圧改善になぜ運動が効果的か?解説します。
糖尿病と高血圧改善に運動がおすすめの理由とは?
ウォーキングや軽いジョギングなど運動をするとカロリーを消費します。
『カロリー=筋肉を動かす燃料』です。
体を動かす燃料(カロリー)としてブドウ糖が重要です。
血液の中にはブドウ糖が常に流れています。
血糖値というのは、血液中のブドウ糖の量を表しているくらいですから。
運動をすると血液中のブドウ糖が
筋肉などの細胞に取り込まれ体を動かす燃料に変わっていくのです。
結果、血糖値は下がります。
糖尿病は血糖値が異常に上がっている状態です。
運動をすると血糖値が下がるわけですから
糖尿病の方に運動はおすすめできます。
しかも運動をすると「ハァハァ」息が上がります。
体が酸素を欲しているのです。
酸素もブドウ糖と同様、血液中に含まれています。
だから、息が上がっていると血管が拡張し血液の流れをよくし
全身に酸素を行き渡らせようとします。
- 血管が拡張すると血圧は下がる
- 血管が収縮すると血圧は上がる
ため、運動をすると血管が拡張するので血圧は下がります。
だから、高血圧にも運動はおすすめです。
さらに詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
⇒高血圧と運動の関係とは?
- 軽いジョギングを20分程度
- ウォーキングを20分程度
- 平坦な場所だけで自転車を20分くらい走らせる
などがおすすめです。
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