アルドステロン症の治療薬は?
アルドステロン症になると高血圧を引き起こします。
原因は副腎腫瘍です。
副腎は腎臓の横にある小さなものですが
血圧を上げるアルドステロンやストレスを感じると分泌されるストレスホルモンなど、
いろんな種類のホルモンを分泌する重要な臓器の一種です。
副腎に腫瘍ができることでアルドステロンが
過剰に分泌され高血圧状態になりアルドステロン症を起こします。
この記事ではアルドステロン症の治療薬について解説します。
アルドステロン症の治療薬
アルドステロン症の治療薬の基本は
過剰に分泌されるアルドステロンの作用を抑える働きのあるものを使用することです。
- スピロノラクトン
- エプレレノン
の2つがアルドステロン症の治療薬として使用されています。
昔からあります。
アルドステロンの作用を抑える働きがあります。
ただスピロノラクトンの副作用として男性なのに女性のような乳房になることがあります。
スピロノラクトンの副作用である
女性化乳房が起こりにくい抗アルドステロン薬です。
上記2つの治療薬は
アルドステロン症が原因で起こる高血圧を改善する作用があります。
ただ上記2つの治療薬には欠点もあります。
高カリウム血症を引き起こすことがあるのです。
高カリウム血症になると最悪、突然心臓が止まり、突然死してしまう危険性があります。
そのため、血液検査をしてカリウムの数値が高い方は
スピロノラクトンやエプレレノンといったアルドステロン症の治療薬を使用できません。
「じゃ、高カリウム血症があってお薬で治療できない場合にはどうすればいいの?」
と不安に感じた方もいるでしょう。
そんな場合には手術をおこないます。
アルドステロン症の手術では腫瘍ができている副腎を摘出します。
こちらも参考に!⇒アルドステロン症はどんな場合に手術をするの?
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⇒原発性アルドステロン症診療マニュアル改訂第2版 [ 成瀬光栄 ]
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