高血圧が原因の頭痛にロキソニンを飲んでも大丈夫?
高血圧の症状の一つに頭痛があります。
頭をゲンコツでグリグリ押されるような痛みがします。
すごくつらいです。
そんなつらい高血圧が原因の頭痛にロキソニンは効くのでしょうか?
高血圧で頭痛がするからとロキソニンを飲んでも大丈夫なのでしょうか?
結論としては高血圧による頭痛にロキソニンは最悪です。
ロキソニンは絶対に飲まないようにしましょう。
「どうして高血圧の方はロキソニンを飲んだらいけないの?」
と疑問に感じたかもしれません。
ロキソニンは非ステロイド系抗炎症薬という分類のお薬です。
ステロイドの入っていない痛み止めって意味です。
非ステロイド系抗炎症薬は
プロスタグランジンという痛みの原因物質ができるのを抑える作用があります。
その結果、頭痛が治まるわけです。
ただ、プロスタグランジンは体の水や塩分をオシッコとして体の外に出す役割があります。
高血圧の原因の一つに塩分の多い食事があります。
塩分の多い食事を食べると血圧が上がるのです。
そこでプロスタグランジンの登場です。
プロスタグランジンが作られると、塩分を体の外に追い出すので血圧が下がりやすくなります。
ところが、ロキソニンなどの非ステロイド系抗炎症薬は
プロスタグランジンの生成を抑えることで頭痛を治します。
ということは塩分がオシッコとして外に出て行かないため
高血圧がよりひどくなる可能性があり大変危険です。
簡単にまとめてみますと・・・
塩分が原因で高血圧になる
↓ ↓ ↓
頭痛がする
↓ ↓ ↓
ロキソニンを飲む
↓ ↓ ↓
プロスタグランジンの生成が抑えられ頭痛は治まる
↓ ↓ ↓
プロスタグランジンの量が減る
↓ ↓ ↓
体の塩分が外に出て行かないので血圧がさらに上がる
↓ ↓ ↓
高血圧が悪化する
ということです。
したがって高血圧が原因で頭痛がひどい場合にはロキソニンは控えましょう。
「じゃ、どうすればいいの?」と思われた方、
こちらの記事を参考にしてください。
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