リズミック錠の効果は?
血圧を上げるリズミック錠は低血圧症などの治療で使われるお薬です。
リズミック錠には
- 交感神経を高ぶらせて血圧を上げる
- 精神に影響するノルアドレナリンを多くする
効果があります。
自分の意志で動かせない胃や血管を動かす神経を自律神経といいます。
自律神経には
- 交感神経
- 副交感神経
の2つがあります。
交感神経は興奮状態で作用する神経で
血管を収縮して心拍数をあげて血圧を上昇させます。
反対に副交感神経はリラックスしているときに作用する神経で
血管を拡張させて心拍数を下げて血圧を下げます。
リズミックは交感神経を高ぶらせる効果があるお薬です。
だからリズミックを飲むと血圧が上がります。
それから「ノルアドレナリンって何?」と疑問に感じる方は
こちらの記事をご覧ください。
⇒ノルアドレナリンとはどんなホルモン?
ここでは簡単にノルアドレナリンについて解説しますが
ノルアドレナリンは怒りのホルモンとも呼ばれる物質です。
だからリズミックを飲んでノルアドレナリンの量が多くなると
と興奮しやすい状態になり、交感神経が働きやすくなるわけです。
ということはつまり
リズミックの
- 交感神経に作用する
- ノルアドレナリンを増やす
効果によってノルアドレナリンを増やしながら最大限交感神経を高ぶらせ
血圧をギュッと上げることができるわけですね。
リズミックは
- 本態性低血圧
- 立ちくらみの起こる起立性低血圧
の治療に使われています。
リズミックは立った時だけに効果のあるお薬ではありません。
当然寝ている時にも座っている時にも常に血圧を上げ続ける効果があります。
したがってリズミックはどんな原因でも血圧が低くて
日常生活に支障のある方に効果のあるお薬だといえますね。
こちらも参考に!⇒メトリジンとリズミックの違いとは?
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