透析で低血圧になる3つの原因とは?
透析を受けると低血圧になることがあります。
そもそも血圧は以下の式で表すことが出来ます。
血圧=心臓が一回の拡張と収縮で血液を送り出す量×末梢動脈血管の抵抗力
たとえば心臓から血液を送り出す量が減れば低血圧になりますし
末梢動脈血管の抵抗力が低くても低血圧になります。
ちなみに末梢動脈血管の抵抗力が低いとは
手足等の末端の血管が拡張している状態を指します。
では、透析を受けると低血圧になる3つの原因について解説します。
透析で低血圧になる原因3つとは?
循環血液量が減るから
透析をすると体の水分が出ていきます。
これを除水と言います。
除水によって血液から水分が取り除かれ、体の外に出ていくのです。
血液から水分が取り除かれるということは血液量が減るということです。
除水の量が適切なら、時間とともに血液量は元に戻ります。
でも、除水量が多いと、血液量が減ったままです。
そうなると、循環血液量が減るわけです。
血圧=心臓が一回の拡張と収縮で血液を送り出す量×末梢動脈血管の抵抗力
なので、心臓から血液を送り出す量が減るために低血圧になります。
血管収縮性が落ちるため
体が温かいと血管は拡張し、冷たいと血管は収縮します。
温かい透析液を使うと血管は拡張するわけです。
血圧=心臓が一回の拡張と収縮で血液を送り出す量×末梢動脈血管の抵抗力
で、末梢動脈血管が拡張するということは
末梢動脈血管の抵抗力が落ちるということです。
ということは低血圧になります。
心臓の機能が落ちている
透析液の量が多すぎると心臓に負荷がかかりすぎ
かえって心臓から血液を送り出すことが出来なくなります。
これをうっ血性心不全といいます。
心臓から血液を送り出す量が減るわけですから
低血圧になります。
以上が透析によって低血圧になる3つの原因でした。
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