アネロイド血圧計と水銀血圧計の3つ違いとは?
アネロイド血圧計と水銀血圧計の違いって何でしょうか?
そもそもアネロイド血圧計はこちらです。
水銀血圧計はこちらの動画でご確認ください。
この記事ではアネロイド血圧計と水銀血圧計の3つの違いについて解説します。
水銀血圧計とアネロイド血圧計の3つの違い
アネロイド血圧計は水銀血圧計より小型です。
コンパクトなので持ち運びしやすいです。
そのためアネロイド血圧計は救急現場で使いやすいです。
これに対して水銀血圧計は、そもそも水銀という有害物質を使用しています。
そのため救急現場で水銀血圧計が破壊される事態は最悪です。
水銀が飛び散り、病気で苦しんでいる人にかかり病状が悪化するリスクがあります。
もちろん、水銀血圧計は大きいので持ち運びに不便です。
使い勝手は水銀血圧計は悪いです。
水銀血圧計は病院で安定した台の上で
検察する以外使いにくいです。
アネロイド血圧計も水銀血圧計もどちらも脈の音を聴いて血圧を測定する点は共通です。
でも、アネロイド血圧計より水銀血圧計の方が数字が正確です。
だから、より確実に低血圧や高血圧の診断をしたいなら
水銀血圧計の方が優れています。
水銀は有害物質です。
たとえば水銀血圧計が割れて水銀が飛び出したとしましょう。
こぼれた水銀をタオルで拭き取っても、多少は地面に残るかもしれません。
すると時間とともに水銀は気体にかわります。
水銀を含んだ空気を吸い込むことで
呼吸困難や痙攣、頭痛などの中毒症状がでることもあります。
そのため中長期的に水銀血圧計を減らしていくよう
WHOは勧告しています。
アネロイド血圧計の『アネロイド』はギリシャ語です。
『液体を使用しない』という意味です。
水銀などの液体を使っていないので
救急対応で患者さんがもがき苦しんでいる状態でも
壊される心配をする必要もなく血圧を安全に測定することができます。
以上がアネロイド血圧計と水銀血圧計の3つの違いです。
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