血圧が高い時の飲酒は問題ない？
血圧が高い時に飲酒をしても大丈夫なのでしょうか？
飲酒と血圧の関係は簡単ではありません。
少量のお酒を飲んだら気持ちよくなって体がリラックスしてきます。
そして血管が拡張してきて血圧が下がってきます。
でも大量の飲酒は血圧が高くなる原因になります。
しかも中性脂肪という動脈硬化の原因物質の量を増やす作用もあります。
動脈硬化は
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
の原因になります。
なぜ飲酒によって血圧が上がるの？
飲酒で血圧が上がる原因としては
- 血管が収縮しやすくなる
- 心臓の鼓動を早める交感神経を刺激する
- 血圧を下げるマグネシウムやカルシウムが尿として出ていくため
- お酒のカロリーで肥満になるから
という４つが考えられています。
ではどれくらいの飲酒量なら血圧が高い人でも問題ないのでしょうか？
もちろん個人差はあります。
ただ、男性でビールの大瓶1本程度、女性でビールの350ｍL程度の缶を1缶程度が
1日に飲んでもよいお酒の量だと言われています。
これ以上のお酒を毎日飲むと血圧が上がってしまいます。
また、お酒の種類は関係ありません。
アルコールの量によって血圧に悪影響を及ぼしてしまうのです。
最後にまとめますと、
血圧が高い方がお酒を飲むなら
- 男性ならビール大瓶1本程度
- 女性なら350mlの缶ビール1杯程度
に抑えましょう。
それくらいなら飲酒は血圧を下げる作用がありますから。
でも、上記以上の飲酒は血圧を上げる可能性がありますのでご注意ください。
続いて血圧が高い方がお風呂に入るときの注意点について解説します。
⇒血圧が高い方はお風呂で何に気をつけるべき？
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